吹雪
ふぶき
名詞頻度ランク #17918 · 青空 1151 例
標準
snow storm
文例 · 用例
訓導宮沢賢治早くもひとり雪をけりはるかの吹雪をはせ行くは木鼠捕りの悦治なり三人ひとしくはせたちて多吉ぞわらひ軋るとき寅は溜りに倒れゐし赤き毛布にくるまりて風くるごとに足小刻むは十にたらざる児らなれや吹雪きたればあとなる児急ぎて前にすがりつゝ一列遠くうすれ行く
— 宮沢賢治 『訓導』 青空文庫
ととさまえのう、と泣いて慕う子を振り切って、宗五郎は吹雪の中へ走って消えます。
— 太宰治 『政治家と家庭』 青空文庫
燈台守は何も知らずに一家団欒の食事を続けていたに違いないし、遭難者は怒濤にもまれて(或いは吹雪の夜であったかも知れぬ)ひとりで死んでいったのだ。
— 太宰治 『一つの約束』 青空文庫
その時は隣の菓子屋の主婦と子供を二、三人連れて、花吹雪の竹の台を歩いていた。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
龍宮ではこの藻を食べて、花びらで醉ひ、のどが乾けば櫻桃を含み、乙姫さまの琴の音に聞き惚れ、生きてゐる花吹雪のやうな小魚たちの舞ひを眺めて暮してゐるのです。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
白い吹雪が大原の中を、点々と飛ぶ、大きく畝ねる波系が、白くざわざわと、金剛杖に掻き分けられて、裾に靡く、吹雪は野菊の花で、波系は芒の穂である。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
昼過ぎから猛烈な吹雪が襲って来たので、捲上の人夫や、捨場の人夫や、バラス取り、砂揚げの連中は「五分」で上ってしまった。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
それは、鑿岩機さえ運転していないで、吹雪さえなければ、対岸までも聞える程の大声であった。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
作例 · 標準
猛烈な吹雪で一寸先も見えなくなり、車は道路で立ち往生してしまった。
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彼らは吹雪の中、体温を奪われながらも必死に山小屋を目指した。
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冬の北海道では、吹雪による飛行機や列車の欠航は日常茶飯事だ。
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