居合わす
いあわす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞
標準
to happen to be present
文例 · 用例
山火事の場合は居合わす人数の少ないだけに、損害は大概|莫大ではあるが、金だけですむ。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
「きゃっきゃっ、」とまた笑うて、横歩行きにすらすらすら、で、居合わす、古女房の背をドンと啖わす。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
居合わす四五人は其後を尾けて行くと、お杉は顧りもせずに、町の真中を悠々と歩いていた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
灯無しで、どす暗い壁に附着いた件の形は、蝦蟆の口から吹出す靄が、むらむらとそこで蹲踞ったようで、居合わす人数の姿より、羽織の方が人らしい。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
お互に用の有りそうな連中は、大概この座に居合わす。
— 泉鏡花 『第二菎蒻本』 青空文庫
葉子はこれらの言葉からそこに居合わす人々の性質や傾向を読み取ろうとしていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
仏間ではすでに死体を棺に納め、いましちょうど僧侶の読経が始まろうとしていましたので、右門はまずそこに居合わす会葬者の、あまりにも少なすぎるのに目を光らせました。
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
それに対して警部は、同じ屋根の下に寝泊しているのは、家政婦の小林トメという中年の婦人と、被害者の弟の旗田亀之介の二人だけで、その外には毎日通勤して来て昼間だけ居合わす者として、お手伝いのお末(本名本郷末子)と雑役の芝山宇平があると答えた。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫
作例 · 標準
偶然、その場に居合わせて、事故の一部始終を目撃した。
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たまたま居合わせた救命士が、倒れた男性に迅速な処置を施した。
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彼女がその歴史的な瞬間に居合わせたのは、全くの偶然だった。
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「まさかこんな場所で君に居合わせるなんてね、奇遇だ。」と旧友が声をかけてきた。
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