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逸す

いっす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞頻度ランク #31156 · 青空 84
1
標準
to lose (a chance)
文例 · 用例
独り蕪村がこの点で独歩であり、多くの秀れた句を書いているのは、彼の気質が若々しく、枯淡や洒脱を本領とする一般俳人の中にあって、範疇を逸する青春性を持っていたのと、かつ卑俗に堕さない精神のロマネスクとを品性に支持していたためである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
往々考えが形而上的に走り、罷り違えば誇大妄想狂となんら選む所のないような夢幻的の思索に陥って、いつの間にか科学の領域を逸する虞がある。
寺田寅彦 方則について 青空文庫
日本が今後、鉄と石炭との需給において独立せんとするならば、山東炭の価値を無視するを許さぬと共に、更に、山西大炭田の世界的価値を逸するを得ないだろう。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
背後で水車のごとく杖を振廻していた訓導が、「長蛇を逸すか、」 と元気づいて、高らかに、「たちまち見る大蛇の路に当って横わるを、剣を抜いて斬らんと欲すれば老松の影!
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
けれども其の埒外に逸することの出來ないのが運命なのだから爲方がない、性格悲劇といふ戯曲の一種があるが、僕等が丁度其だ。
三島霜川 虚弱 青空文庫
然るに散る氣の習のある人になると、人と對話して居ても、時々人の談話を聽き逸す事が有つて、其の圓滿な功徳のある耳が、其の圓滿な功徳を保ちきらぬやうになるものである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
あまつさえ、水底に主が棲む……その逸するのを封ずるために、雲に結えて鉄の網を張り詰めたように、百千の細な影が、漣立って、ふらふらと数知れず、薄黒く池の中に浮いたのは、亀の池の名に負える、水に充満た亀なのであった。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
文学は泰平の賜物なり、戦乱の時代にありては文学は必らず、活動世界を離れたる塲所に潜逸するものなり、足利氏の末世に於て即ち然り。
北村透谷 明治文学管見 青空文庫
作例 · 標準
彼は絶好のチャンスを逸してしまった。
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一瞬の判断ミスが、勝利を逸する結果となった。
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その情報を得られなかったため、商機を逸してしまった。
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2
標準
to overlook
作例 · 標準
一瞬の油断が、勝利を逸する原因となった。
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彼は好機を逸したことに気づき、唇を噛んだ。
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相手の表情の微妙な変化を逸さず、交渉を有利に進めた。
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3
標準
to deviate
作例 · 標準
本題から逸した議論が延々と続いている。
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常軌を逸した彼の行動に、一同は言葉を失った。
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矢は的を大きく逸して、壁に突き刺さった。
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