爛死
らんし
名詞
標準
burning to death
文例 · 用例
女終に熱湯のわき出づる槽中に入りて爛死せるこそいたましけれ。
— 大町桂月 『常磐の山水』 青空文庫
死後数日を経た腐爛死体は、何とも云えぬ悪臭を放って、触ればズルズルと皮膚がめくれて来そうで、着物を脱がせるのにひどく骨が折れた。
— 江戸川乱歩 『恐怖王』 青空文庫
私のやうなものが名乘りを擧げてみたつて、どうにもならんし、どだいどうも、私たちの訪問は唐突だよ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
いやらしい、いやらしい、感想の感想の、感想の感想が、鳴戸の渦のようにあとからあとから湧いて出て、そこら一ぱいにはんらんし、手のつけようもなくなった。
— 太宰治 『古典竜頭蛇尾』 青空文庫
お客様に御飯を上げる仕度も為なければならんし」と急に起上がって「紙と筆を借りるよ。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
さて現今世界の大勢を見るに実にどうもこんらんしている。
— 宮沢賢治 『紫紺染について』 青空文庫
夫人は瞑目沈吟して、腕車はいずこを走るやらんしばらくは現なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
「防空壕やったら、あんた、誰に気兼遠慮もいらんし、夜空襲がはいっても、身体|動かす世話はいらんし、燈火管制もいらんし、ほんま気楽で宜しあっせ」 そして、わては最後までこの大阪に踏み止って頑張りまんねんと、他アやんは言い、「メリ助が怖うてシャツは着られまっかいな。
— ――戦災余話 『起ち上る大阪』 青空文庫
作例 · 標準
火災現場から救出された遺体は、全身がひどく焼けただれており、爛死の状態だった。
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昔の刑罰には、熱湯を浴びせて爛死させるという非人道的なものもあったという。
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凄惨な火災のニュースを聞き、爛死した犠牲者たちの無念を思って胸が痛んだ。
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