木工場
もっこうじょう
名詞
標準
sawmill
文例 · 用例
はるかの木工場から咽んで来る旋回円鋸機の悲鳴は、首筋から耳の付け根を伝わって、頭髪の一本一本|毎に沁み込んで震える。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
全身の血を心臓に集中さしたまま木工場の扉に衝突して立ち止まった。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
遥かに三人の姿を認めたらしく、白い軍手を揚げてチョット帽子を冠り直すと、そのまま第三工場の鋳造部附属の木工場の蔭へ走り込んで行った。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
俺達の俸給が持ってかれたんだッ」 と早口に叫んだ戸塚は、ほかの二人が呆気に取られているうちに素早く、直ぐ横の木工場に飛込んで行った。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
木工場と鋳造場と、その向うの薄板工場と、第一工場のデッキの下を潜り抜けて、購買組合の前から通用門を抜けると往来へ出る。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
俺も地下足袋だと云ったがなあ」「犯人が木工場へ這入るとコスモスの処を風が吹いたなあ」「馬鹿。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
指紋てえ奴があるからな」「木工場も鋳物工場の奴等も、呉工廠から廻わって来た仕事が忙がしいので、犯人が通ったか通らないか気が付かなかったらしいんだな。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
麓の村から三哩、馬の背で踏み入る山奥の材木工場で、フロラと私はその年のクリスマスを迎へようとしてゐた。
— 牧野信一 『寄生木と縄梯子』 青空文庫
作例 · 標準
山奥にある大きな木工場では、毎日たくさんの木材が加工されている。
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山から切り出された巨木が木工場へ運ばれ、次々と板材に加工されていく。
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木工場で働く人たちは、大きな丸太を巧みに操り、無駄なく製材していく。
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