陣門
じんもん
名詞
標準
surrender to the enemy
文例 · 用例
斯くてトロイア、アカイアの陣門近く着ける時、車馬より出でゝ、豐沃の大地の上におりたちつ、 265トロイア並びにアカイアの二軍の中に進み入る。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
(事の始末をたづぬれば)アカイア勢が平野より、戰馬戰車を引きかへす水師の左翼めあてとし、彼の戰馬と戰車驅り進みて敵の陣門に、 120到れば長き閂は引かれず、其戸閉されず、戰場よりし舟めがけ逃れ來らん同僚を、救はんために陣門は廣く開きて殘されぬ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
されどトロイア軍勢がこゝに向ひて殺倒し、身方の勢は叫喚を發し逃げんとするを見て、二將即ち出で來り陣門の前戰へり。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
170僅か二人に過ぎざれど、討つか、あるひは討たるゝか、最後の時の到る迄彼等陣門たち去らず』117 XIII 384.129 I 163 II 741.129 II 740.130 II 745.139 イアメノスとオレステスとは後レオンチュウスに殺さる。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
かくの如くにアカイアの陣門並に壘壁を、力をこめて打ち碎き、敵をはげしく破るとも、同じき道を整然と舟より歸り得べからず。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
その時ヂュウス其愛兒サルペードーンをアカイアの 290軍にさながら牧牛の中に獅子王荒るるごと、向はすことのなかりせば、トロイア軍とヘクトール、敵の陣門また巨材破り碎くは不可ならむ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
しか陳ずれば神速のアレース神に髣髴のメーリオネース、命うけし陣門さして走り出づ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
官兵衛は陣門までその姿を見送り、その縁まで帰って来ると、手に持っていた物に気づいて、「――誰の書状か」 と、そこに腰かけたまま、封を切ってみた。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
作例 · 標準
追い詰められた兵士たちは、ついに陣門を開き降伏した。
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敵軍は優勢で、城兵は陣門を固く閉ざしていたが、もはや時間の問題だった。
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戦国の世では、陣門を叩いて降伏することも戦略の一つだった。
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