防塁
ぼうるい
名詞
標準
bulwark
文例 · 用例
水城、博多は多多良が浜の防塁、別しては箱崎の宮の大前、一歩も上げじ許すなと、獅子奮迅に射放ち落せば、波を潜つて軽舸の面々、漕ぎ寄せ、漕ぎ寄せ、日本国は四国の住人河野ノ通有、いで物見せん、夷原、月は弓張る幸先に、倒す檣渡りに船と乗りかけ、つけ入り、斬り込んだり。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
午前は姪ノ浜行乞(此地名も珍らしい)午後は生きの松原、青木松原を歩いて今宿まで、そして三時過ぎまで行乞する、このあたりには元寇防塁の趾跡がある、白波が押し寄せて松風が吹くばかり。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
今の日本は肉弾を以て外国の地域に堅牢無比なる防塁を築きなしている。
— 第一冊 植民地の巻 『百姓弥之助の話』 青空文庫
しかして至る処、われらが戦線の防塁たれ。
— 今野大力 『未婚婦人』 青空文庫
備前の浮田直家こそは、今、毛利の前衛をなしている最大な防塁だからである。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
弾丸を鋳る者、矢を作る者、防塁を築く者、糧食を運ぶ者、木戸を結う者など、城の内外はめざましいほどの活気に満ちてきた。
— 笄堀 『日本婦道記』 青空文庫
一戦ごとに、将門は、敗退をかさね、ついに、岩井ノ館一柵が、彼の余す防塁となってしまった。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
これへ着くやいな信玄は、「本陣は、八幡神社の境内に」 と、すぐ指定し、「要所要所、土を掻きあげ、土居(防塁)をつくり、壕(塹壕)を掘れ」 と、命じた。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
作例 · 標準
古代の都市は、外敵の侵入を防ぐために強固な防塁で囲まれていた。
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その山には、かつて外敵の襲来に備えて築かれた防塁の跡が残っている。
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彼らの固い結束は、どんな困難にも立ち向かえる精神的な防塁となった。
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ウィキペディア
防塁(ぼうるい)は、日本の城の一形態である。沿岸、国境線、尾根などに土塁や石垣(石塁)、空堀や水堀、さらに塹壕などを平行線状に築いた防御構築物である。
出典: 防塁 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0