落とし主
おとしぬし
名詞
標準
owner of a lost article
文例 · 用例
」「落とし主の広告はなかったのか?
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
誠に正直|一途の人で、或る日、本郷|春日町停留場の近所で金を拾い直ぐさま派出所へ届け、落とし主も解りその内より何分か礼金を出した所、本人は何といっても請け取らないので、先方の人もその意ざしに感心して観音の彫刻を依頼されました。
— 西町時代の弟子のこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
僕は道に落ちていたものが財布であったから落とし主はさぞ困っているのだろうと思ったので直ぐここへ届けただけである。
— 佐藤垢石 『淡紫裳』 青空文庫
ところで、立会の警官は少年に対して落とし主から拾い主が謝礼を貰うのは、国の定めとなっているから受け取らねばいかん、というので少年は渋々謝金を受け取ったような次第であった。
— 佐藤垢石 『淡紫裳』 青空文庫
しかし、落とし主は、きっともどってくるだろう。
— 小川未明 『武ちゃんと昔話』 青空文庫
ところが、どうしたのか落とし主はもどってきませんでした。
— 小川未明 『武ちゃんと昔話』 青空文庫
なんとなく、徳高く見えたお坊さんは、百|姓の話をだまってきいていましたが、「いままで待ってももどってこないところをみると、おそらくその落とし主はもどってこないだろう。
— 小川未明 『武ちゃんと昔話』 青空文庫
そこで彼は考えた、包みを開いてみたらどうにかなるだろう、もし実際彼女らのものだったら、中にはたぶんその住所があるだろう、そしてとにかく、落とし主へ返せるような手掛かりがあるかも知れない。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
例句