偏屈
へんくつ
形容動詞名詞頻度ランク #35872 · 青空 166 例
標準
narrow-minded
文例 · 用例
そして尚、一切の我がままと偏屈を許してくれた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
(自分に友人のないことは、この偏屈と我がままのためであつた、折角親しくなりかけても、それですぐ不和になつてしまふ。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
九 ある偏屈だと人から云われている男が、飼猫に対する扱い方が悪いと云ってその夫人を離縁した。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
しかし、象牙の塔のガラス窓の中から仮想ディノソーラス「ジャーナリズム」の怪奇な姿をこわごわ観察している偏屈な老学究の滑稽なる風貌が、さくら音頭の銀座から遠望した本職のジャーナリストの目にいかに映じるかは賢明なる読者の想像に任せるほかはないのである。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
偏屈人に対しては妙に心理洞察のカンのある彼は、食道楽であるこの中老紳士の舌を、その方面から暗んじてしまって、嗜慾をピアノの鍵板のように操った。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
かの女は、それから、あのピサロの律義で詩的な、それでいてどこか偏屈な画を見ることが嫌いになり出した。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
女の子が生れてすぐ死に、二番目の規矩男が生れたときは、父親は既にまったく老境に入って、しかも、永年の飲酒生活の結果は、耄けて偏屈にさえなっていた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
必らずしも重箱の中へ羊羹をギチリと詰めるような、形式好き融通利かずの偏屈者では無かった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
作例 · 標準
近所に住む偏屈なお爺さんは、子供たちが家の前で遊んでいるといつも怒鳴り散らす。
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彼は職人としては一流だが、性格が偏屈で弟子が長続きしないことで有名だ。
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年をとってすっかり偏屈になってしまった父と、どう接すればいいのか悩んでいる。
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