思欲
しよく
名詞動詞-サ変
標準
hope
文例 · 用例
しかしよく解った後では、全く子供のように正直一途で、子供のように純情無比の人であったと言ってる。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
文化の伝統が古くなるほど、人の心に余裕が生れ、生活がのんびりとして暮しよくなる。
— 萩原朔太郎 『喫茶店にて』 青空文庫
しかしよく見るとそういうのでも、どこかちゃんと一つの全体を形作って一人の作者のある時期の心の世界の断面を見るような気がすることもしばしばあります。
— 寺田寅彦 『書簡(※)』 青空文庫
これらは何も家庭円満をはかろうの暮しよく家庭をしようのと巧利的な計画でやるのではありません。
— ――型でなしに 『家庭愛増進術』 青空文庫
しかしよくよく詮議してみるとやはり貧乏が総ての究極の原因であったという場合もかなり多いようである。
— 寺田寅彦 『猫の穴掘り』 青空文庫
四日目に少しよくなったので、四人|舁の椅子にのって山を下り一路ケンブリッジに帰った。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
このような消極的な思想は現代の青年などにはおよそ縁の無いもののようにも思われるが、しかしよく読んでみると必ずしもそうでないようである。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
第三十八段、名利の欲望を脱却すべきを説く条など、平凡な有りふれの消極的名利観のようでもあるが、しかしよく読んでみると、この著者の本旨は必ずしも絶対に名利を捨てよというのではなく、「真の名利」を求めるための手段として各人の持つべき心掛けを説いているようにも思われる。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
作例 · 標準
彼の人生における唯一の「思欲」は、世界平和の実現だった。
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成功を「思欲」するあまり、彼は周囲の忠告に耳を傾けなかった。
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そうか、君にはそんな大きな「思欲」があったんだね。応援するよ!
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