買い込み
かいこみ
名詞頻度ランク #39564 · 青空 1 例
標準
buying
文例 · 用例
やれ蚊が多くなった、熱病を漫布するとて、石油や揮発油ごとき一時的の物を買い込み撒きちらすよりは、神社の胡燕くらいは大目に見て生育させやりたきことなり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
そうなると、剰すところは僅かに百銭に過ぎないので、劉はその村で荻十余束を買い込み、あしたの朝になったらば船に積むつもりで、その晩は岸のほとりに横たえて置いた。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
「わたくしの夫は小商いをしている者で、銭五十|緡を元手にして鴨や鵞鳥を買い込み、それを舟に積んで売りあるいて、帰って来るとその元手だけをわたくしに渡して、残りの儲けで米を買ったり酒を買ったりすることになって居ります。
— 輟耕録 『中国怪奇小説集』 青空文庫
そこで、考えて、神田の亀井町には竹|笊をこしらえる家が並んでおりますから、そこへ行って唐人笊を幾十個か買い込みました。
— 高村光雲 『佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし』 青空文庫
そこで、考えて、神田の亀井町には竹笊を拵える家が並んでおりますから、其所へ行って唐人笊を幾十個か買い込みました。
— 佐竹の原へ大仏を拵えたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
その外にも、町の郊外に百七エイカ(約百四十三町歩)の土地を買い込み、大詩人はまた同時に大地主でもあった。
— 野上豊一郎 『シェイクスピアの郷里』 青空文庫
外国の港で水や燃料の積込みから、腐らない安酒の買い込みまで、大和の手腕にたよらなければならないのである。
— その六 血を見る真珠 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
奇術魔術のネタは外国からカタログを送ってくる、それを見てよさそうなのを買い込み、特殊の工夫を加えて舞台へかける、だから仙辰一座は日本では第一位を常にしめている。
— 長谷川伸 『奇術考案業』 青空文庫