彼岸
ひがん
名詞頻度ランク #18087 · 青空 955 例
標準
equinoctial week (when Buddhist services are held)
文例 · 用例
一言にして言えば、それは時間の遠い彼岸に実在している、彼の魂の故郷に対する「郷愁」であり、昔々しきりに思う、子守唄の哀切な思慕であった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
この句の咏嘆しているものは、時間の遠い彼岸における、心の故郷に対する追懐であり、春の長閑な日和の中で、夢見心地に聴く子守唄の思い出である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
そしてこの恋人は、過去にも実在した如く、現在にも実在し、時間と空間の彼岸において、永遠に悩ましく、恋しく、追懐深く慕われるのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
人々は「さび」や「渋味」や「枯淡」やの老境趣味を愛したけれども、青空の彼岸に夢をもつような、自由の感情と青春とをなくしてしまった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
汽車は曠野を走り行き自然の荒寥たる意志の彼岸に人の憤怒を烈しくせり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
今日は彼岸にや本堂に人|数多集りて和尚の称名の声いつもよりは高らかなるなど寺の内も今日は何となく賑やかなり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
しかし相対原理が一般化されて重力に関する学者の考えが一変しても、りんごはやはり下へ落ち、彼岸の中日には太陽が春分点に来る。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
仏教では彼岸の中日|時正の日で、一切の諸仏三世の諸尊および無数万億菩薩説法して衆生に楽しみを与うというので春分の時と同様|阿弥陀詣などをする。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
作例 · 標準
今年の彼岸には、家族揃ってお寺へお墓参りに行く予定だ。
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「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉通り、ようやく春らしい陽気になってきた。
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彼岸の間は、近所の和菓子屋でお供え用のおはぎが飛ぶように売れる。
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標準
Buddhist services during the equinoctial week
作例 · 標準
菩提寺で行われる彼岸の法要に参列し、先祖の供養を丁寧に行った。
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母は彼岸の時期になると、朝早くから仏壇を綺麗に掃除して花を飾る。
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村の人たちが集まり、お寺で盛大に彼岸の行事が執り行われた。
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標準
nirvana
作例 · 標準
生死の迷いを超え、悟りの境地である彼岸へと至る修行の道は険しい。
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この世の苦しみから解放され、安らかな彼岸へ旅立つのだと教えられた。
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仏教では、我々の住む迷いの世界「此岸」に対し、悟りの世界を「彼岸」と呼ぶ。
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標準
opposite bank
作例 · 標準
激しい濁流の向こう側に、ようやく目的地の村が見える彼岸が見えた。
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向こう岸である彼岸へ渡るための橋が、昨夜の大雨で流されてしまったらしい。
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川の彼岸で手を振っている友人の姿が、霧のせいでかすんで見える。
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ウィキペディア
彼岸(ひがん)とは、日本の雑節の一つで、春分・秋分を中日(ちゅうにち)とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)である。この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼ぶ。
出典: 彼岸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0