幻辞.com

生残

せいざん
名詞
1
標準
survival
文例 · 用例
こんな習俗ももとは何かしら人間の本能的生活に密接な関係のある年中行事から起ったものであろうと思うが、形式だけが生残って内容の原始的人間生活の匂いは永久に消えてしまい忘れられてしまったのであろう。
寺田寅彦 五月の唯物観 青空文庫
この洪水で生残ったのは、不思議にも娘と小児とそれにその時村から供をしたこの親仁ばかり。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
飛騨の山国の風雪の夕、この一軒家に於て稀有の悲劇を演じたる俳優の中で、僅に生残っているのは幸運の冬子|一人に過ぎぬ。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
それから桂子は、桂子がフランスを発つて来る間際まで、世紀末生残りの詩人が、まだ飽きずにこんな感じの詩を作つてゐたことを、ちよつとの間、憶ひ出してゐた。
岡本かの子 花は勁し 青空文庫
すは津波こそ、はや逃げよ、と老若男女われさきにと逃迷ひしかど、しばしが間に打寄て、民屋田畑草木禽獣まで少しも残らず海底のみくづと成れば、生残る人民、海辺の村里には一人もなし、扨こそ初に神々の雲中を飛行し給ひけるは此大変ある事をしろしめして此地を逃去り給ひしなるべしといひ合て恐れ侍りぬと語りぬ。
太宰治 津軽 青空文庫
たしかに生残っていた。
幸田露伴 連環記 青空文庫
此の洪水で生残つたのは、不思議にも娘と小児と其に其時村から供をした此の親仁ばかり。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
凄惨な努力を一年ばかり続けたのち、ようやく、生きることの歓びを失いつくしたのちもなお表現することの歓びだけは生残りうるものだということを、彼は発見した。
中島敦 李陵 青空文庫
作例 · 標準
厳しい冬の寒さを乗り越え、数頭の若駒が奇跡的に生残することができた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
野生動物にとって、限られた食料を巡る争いは生残をかけた死活問題である。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
火災の現場から、飼い猫が1匹だけ無事に生残しているのが発見された。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview