喞筒
そくとう異読 しょくとう・ポンプ
名詞
標準
pump
文例 · 用例
眼の下の長屋の一軒の戸が開いて、ねまき姿の若い女が喞筒へ水を汲みに来た。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
清葉は、向うから突戻されてよろよろと、退ると、喞筒の護謨管に裳を取られてばったり膝を、その消えそうな雪の頸へ、火の粉がばらばらとかかるので、一人が水びたしの半纏を脱いで掛けた。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
十|臺の喞筒は、全力で水を吐出して居るが何の效能もない。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
長蛇の如き巨象の鼻は、西の方にさしたる枝なりに二蜿り蜿りて喞筒を見るやう、空高き梢より樹下を流るる小川に臨みて、いま水を吸ふ処に候。
— 泉鏡花 『凱旋祭』 青空文庫
いや、井戸の水を吸上|喞筒で汲みだしている若い女を見つめている。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
いや、井戸の水を吸上喞筒で汲みだしている若い女を見つめている。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
普通潜水の修業は、喞筒押し一年、空気管持ち一年、綱持ち一年で、相|潜りとなるまでには凡そ四年掛るのだが、それを天分があったのか、それとも熱心の賜でか、弟子入りして二年目にはもう相潜りになった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
潜水船の喞筒押しに」 と、言った。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
作例 · 標準
庭の井戸から水を汲み上げるために喞筒を使った。
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その喞筒は古く、修理が必要だった。
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火事の際、消防士たちは大きな喞筒で水を送り込んだ。
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