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風炉

ふうろ
名詞
1
標準
wind furnace
文例 · 用例
台子を出し風炉に火を入る。
伊藤左千夫 草花日記 青空文庫
夏は炉のかわりに風炉を備えて置く事になっているが、風炉といっても、据風呂ではない。
太宰治 不審庵 青空文庫
風炉と釜と床の間、これに対して歎息を発し、次は炭手前の拝見である。
太宰治 不審庵 青空文庫
先生は一瞬けげんな顔をなさったようだが、私たちはそれにはかまわず、順々に縁側に躙り上り、さて私は部屋を見廻したが、風炉も釜も無い。
太宰治 不審庵 青空文庫
ああ、小使が風炉を沸かしておけば可いがなあ。
石川啄木 青空文庫
「下顎の脱臼は昔は落架風と云って、或る大家は整復の秘密を人に見られんように、大風炉敷を病人の頭から被せて置いて、術を施したものだよ。
森鴎外 カズイスチカ 青空文庫
水屋があって、風炉には松風の音がたぎっているし、これはまたどうでがす。
血染めの手形 右門捕物帖 青空文庫
それは外でもない、延若の政岡が風炉先きの屏風にひしと身を寄せて忍び泣きをしてゐると、「稚けれども天然に太守の心備はつ」た筈の延宝の鶴千代が、この頃の寒さに、つい堪へかねて小便が仕たくなつた事だ。
大正七(一九一八)年 茶話 青空文庫
作例 · 標準
茶の湯の稽古で、夏の間は火の熱さを感じさせないように風炉を使ってお点前をする。
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職人が精魂込めて作り上げた唐銅の風炉が、茶室の中で重厚な存在感を放っている。
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風炉の時期になると、床の間の設えも夏らしく変えるんですよ」
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