異常
いじょう
形容動詞名詞頻度ランク #2336 · 青空 3192 例
標準
abnormal
文例 · 用例
ホオ……と僕はお道化てゐるんだがまだ見ぬ先生に意地の悪い気持を抱いてゐるんだが、煙草をまづく感じ出すと、飛行機のみならず、洋服掛にまで、異常な好奇心を覚ゆるのであつた――とにかく御幸福なお方であらせられるよ。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
けれども新聞を見る迄もなく、ある本能の異常な直覺が、變事の疑ひ得ないことを斷定させた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
尾崎君は吃驚し、呆然とし、それから異常な感激にうたれて立ちあがつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
さうした芥川君の談話は、異常に悽愴の氣を帶びてゐた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
蒲団だけは今晩荷を解かなければならないと思ふことが、異常な落胆を呼び起すのであつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
しかもこれが百数十年も昔、江戸時代の俳人与謝蕪村によって試作された新詩体の一節であることは、今日僕らにとって異常な興味を感じさせる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
「白痴」を讀んだ時は、主人公の精神病的な異常氣質が、たまたま僕とよく酷似してゐる點があるので怖くなつた。
— 萩原朔太郎 『初めてドストイェフスキイを讀んだ頃』 青空文庫
そういう、鳥にとってはおそらく生れて以来かつて経験した事のない異常な官能行使の要求に応じるに忙しくて、身に迫る危険を自覚し、そうして逃走の第一歩を踏出すだけの余裕もきっかけもないのであろう。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
作例 · 標準
血液検査の結果、特に異常は見られなかった。
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今年の夏は異常な暑さが続き、熱中症で搬送される人が相次いだ。
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飛行機のエンジンから異常な音が聞こえ、緊急着陸を余儀なくされた。
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その事件の犯人は、被害者に対して異常なまでの執着を見せていた。
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ウィキペディア
異常(いじょう)とは、「正常でない」「通常でない」「健常でない」「異変である」などとされることの総称。特に人に向けて使われる場合は、犯罪学や社会心理学において、ラベリング理論で指摘されるような手法を採る場合に好んで用いられてきた。
出典: 異常 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0