縁切り
えんきり
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
separation
文例 · 用例
――「縁切り神様は、いやだよ、二人して。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
どっち道、縁切り話には相違ないのですから――しかし、同じ縁切りでも、いや縁切られですよ――こいつァ、つまりこの世との縁切られ話なのです。
— 渡辺温 『象牙の牌』 青空文庫
だから生むと直ぐその子をロアール川沿いの田舎村へ里子に遣り、縁切り同様になった。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
一つは縁切りの神とせられ、一つは縁結びの神とせられて、痴愚な附近の男女の祈願所となっている。
— 田中貢太郎 『宇賀長者物語』 青空文庫
それやで、に、嫂の里へ引取って養うてくれておった尼を連れて、東京へ、徒士町の長屋へ出向いたというものは、嫂は縁切り、尼はまたこの広い世界へ棄てられた。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
「奉公人が詰まらないことをしゃべったもんですから、八橋はわたくしに身請けをしてくれと言うのです」 八橋と自分との仲をうすうす覚った彼は、八橋を請け出すについて後日の苦情のないように縁切りの掛け合いに来たのであろうと、栄之丞は推量した。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
文字清 こういう親があると知れては、世間の手前もあり、当人の為にもならないというので、わたくしは相当の手当てを貰いまして、せがれとは一生縁切りという約束をいたしました。
— 岡本綺堂 『勘平の死』 青空文庫
生まれた子が死んだのを幸いに、縁切りということに致しまして、乳母奉公に出たのだそうでございますが、まことに実体な忠義者で、主人の子どもを大切に致してくれますので、内外の評判も宜しゅうございます」 それから店の若い者、小僧、奥の女中たちまで、一々身もと調べをした上で、半七はかんがえながら云った。
— 河豚太鼓 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
友人関係に亀裂が入り、ついに縁切りすることになった。
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あの悪評高い会社との縁切りを決意した。
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複雑な人間関係に疲れ果て、完全に縁切りしたいと思った。
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