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稚児

ちご
名詞
1
標準
infant
文例 · 用例
御覧ぜよ、奥方の御目には我れを憎しみ、殿をば嘲りの色の浮かび給ひしを」 女子は太息に胸の雲を消して、月もる窓を引たつれば、音に目さめて泣出る稚児を、「あはれ可愛し、いかなる夢をか見つる。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
その手水鉢の周囲に、ただ一人……その稚児が居たのであった。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
…… と、御手洗は高く、稚児は小さいので、下を伝うてまわりを廻るのが、さながら、石に刻んだ形が、噴溢れる水の影に誘われて、すらすらと動くような。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
……と視るうちに、稚児は伸上り、伸上っては、いたいけな手を空に、すらりと動いて、伸上っては、また空に手を伸ばす。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
稚児はもう涼傘の陰に入ったのである。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
三 その御手洗の高い縁に乗っている柄杓を、取りたい、とまた稚児がそう言った。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
」 稚児が仰いで、熟と紫玉を視て、「手を浄める水だもの。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
―― 今思うと、手を触れた稚児の頭も、女か、男か、不思議にその感覚が残らぬ。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
作例 · 標準
仏像の前に、可愛らしい稚児の像が飾られていた。
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稚児を抱いた母親が、幸せそうに微笑んでいる。
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その寺には、稚児にまつわる伝説が残されている。
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2
標準
pageboy
作例 · 標準
昔の貴族の屋敷では、稚児が主人に仕えていた。
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祭りの行列で、華やかな衣装をまとった稚児たちが練り歩く。
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稚児の役は、幼いながらも重要な役割を担っていた。
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3
標準
child in a traditional festival procession
作例 · 標準
地域のお祭りで、豪華な装束を身につけた稚児行列が披露された。
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稚児たちは、太鼓の音に合わせて一生懸命歩いていた。
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彼女は子供の頃、一度だけ祭りの稚児になったことがあるそうだ。
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ウィキペディア

稚児(ちご)は元々は乳児、幼い子供を意味し、寺院や公家・武家に仕える少年を意味するようになり、寺院の稚児は僧の男色の相手をする場合があったことから、男色の相手をする少年の意味が派生したと考えられる。概ね、以下の意味がある。* 乳児、赤子のこと。稚児の語源は乳子 で乳児から幼児までが稚児と呼ばれた。 寺院に仕える少年。公家・武家で側仕えとして置かれた少年。寺院で僧の男色の対象となる場合があり、児とも呼ばれた。近世には寺小姓とも。 転じて、一般に男色の対象とされる少年の意。 社寺の祭礼・法会などの際に天童に扮し、神饌の献納や舞踊の奉納をしたり、行列に加わって練り歩いたりする童児。

出典: 稚児 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0