両肩
りょうかた異読 りょうけん
名詞
標準
both shoulders
文例 · 用例
れいの低い声で、「きょうは八十八夜」そうひとこと呟いたかと思うともう、てれくさくてかなわんとでもいうようにむっくり立ちあがって両肩をぶるっと大きくゆすった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
それには羊皮の帽子をかむり、弾丸のケースをさした帯皮を両肩からはすかいに十文字にかけた男が乗っていた。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
」 彼は、頭を両肩の中へ落しこんでしまう程がっかりした。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
そうしてうやうやしく直立不動の姿勢を取り、それから両肩をすぼめておいて両方の手のひらをぱっと開いて前方に向け、首を傾けてじっと自分の顔を見つめるという表情法の実演をして見せてくれた。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
」 とおかあさんはないしょ話のような小さな声で、ぼくの両肩をしっかりおさえてぼくに聞いた。
— 有島武郎 『火事とポチ』 青空文庫
両肩が強く骨立つて頸が益益長く見える、賤げな左の頬の黒子と鍵の様に曲つた眼尻と、ひつくり返すやうな目付をして人を見る癖と、それから遇ひさへすれば口説上手にくどくど云ふ口。
— 平出修 『公判』 青空文庫
この時には両肩と両腕とでUの字になることが要領じゃ、徒にここが直角になることは血液|循環の上からも又樹液運行の上からも必要としない。
— 一幕 『饑餓陣営』 青空文庫
すると、だしぬけに、そっとY君の両肩につかまった者があった。
— 渡辺温 『アンドロギュノスの裔』 青空文庫
作例 · 標準
重い荷物を背負い続けたせいで、両肩が岩のように凝り固まっている。
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彼は期待と不安をその両肩に背負って、マウンドへと向かった。
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水泳選手の彼は、両肩ががっしりと発達していて逆三角形の体型をしている。
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