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コークス

コークス異読 コクス
名詞
1
標準
coke (carbon fuel)
文例 · 用例
コークスは石炭を蒸焼にした炭だ、火力が強いが燃えつきにくい。
寺田寅彦 歳時記新註 青空文庫
同時に石炭やコークスの屑が附近に散らばっていた形跡はミジンもなかったばかりでなく、そんな商人が出入りした事実も未だ曾て発見されなかった。
夢野久作 けむりを吐かぬ煙突 青空文庫
二三日前からコークスを焚き続けた大坩堝が、鋳物工場の薄暗がりの中で、夕日のように熟し切っている時刻である。
夢野久作 怪夢 青空文庫
棉花を積んだ船、落花生を満載した荷船、コークス、米、石炭、粘土、籐、鉄材、それらの間に交って、フィリッピン材の紅と白とのラウアンが、鴨緑江材のケードルや、暹羅材の紫檀と競いながら、従容として昇って来た。
横光利一 上海 青空文庫
お作はこんもりした杜松の陰を脱けて、湯殿の横からコークス殻を敷いた水口へ出た。
徳田秋声 新世帯 青空文庫
ブーブーと鞴でコークスの火を燃やして、その中で真赤にした鉄を鉄床の中に鋏で挟んで置いて、二人の男がトッテンカンと交る交る鉄鎚で叩いていた。
甲賀三郎 贋紙幣事件 青空文庫
三 事務所の裏口から出て、コークス殼の敷かれた長屋の横丁を歩いて来るうちに、ひろ子は苦しい、いやな心持がつのって来た。
宮本百合子 乳房 青空文庫
足元をよくするためにコークスのもえがらを敷いた空地に天幕張があって、そこには共進会のように新しいおはちだの俎板、盥、大|笊、小笊、ちり紙、本棚、鏡台などという世帯道具がうずたかく陳列されているのであった。
宮本百合子 朝の風 青空文庫
作例 · 標準
コークス炉で鉄を精錬する作業は、高温を伴う危険なものだ。
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冬の寒い夜、暖炉にコークスをくべて、部屋を暖めた。
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この工場の煙突から立ち上る煙は、コークスを燃やしている証拠だ。
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