浮き沈み
うきしずみ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #41061 · 青空 70 例
標準
ups and downs
文例 · 用例
黒田五十五万石の浮き沈みに拘わる一か八かの勝負に落ちるかも知れぬと思うたけに、特別に念を入れた極く内々の手配りで取りかかりたい私の考えじゃ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
廂は縦に、壁は横に、今も屋台は浮き沈み、危く掘立の、柱々、放れ放れに傾いているのを、渠は何心なく見て過ぎた。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
彼等は幾度か身の毛も竦立つ浮き沈みに出合った揚句、所謂「度胸一つがすべての資本」という悟りを開いております。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
曾の物のかたまりのような小さな体は、油の波の中に浮き沈みした。
— 田中貢太郎 『続黄梁』 青空文庫
貨物自動車や自転車の間に挟まれて、雑踏に押し揉まれながらよちよちと重い荷車を曳いていく自分を、吾助爺は奔流の中に渦巻かれながら浮き沈みして流れていく木切れか何かのように感ずるのだった。
— 佐左木俊郎 『或る嬰児殺しの動機』 青空文庫
まさにその通りで、その辺には、一双の快走ボートや幾つもの笊や円材の破片や、そんなものが波の間に間に浮き沈みしていて、生物の影は一つもなかった。
— コナンドイル 『グロリア・スコット号』 青空文庫
まっぷたつに割れた小舟、大量の木枠や円材の破片、そんなものが波に浮き沈みしていて、船の沈没現場なのだとわかったが、生命の影がひとつもなく、望みなしと引き返そうとした。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
あれは「浮き沈み、廻り灯籠」といふ下題であつた。
— 牧野信一 『真夏の朝のひとゝき』 青空文庫
作例 · 標準
例句