浮沈
ふちん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
floating and sinking
文例 · 用例
リンカーンはたった三冊の書物によってかれの全性格を造り上げたという記事が強く自分を感動させたのであったが、この事実は書物の洪水の中に浮沈する現在の青少年への気付け薬になるかもしれない。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
そのしっかりした根本方針を握って浮沈の多い世の中に処して行きたい。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
殊に浮沈室と機關室とは此艇の最も主要なる部分ではあるが、此事に就いては殘念ながら私の誓に對して一言も明言する事は出來ぬ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
乗り合いは再び地上の瀾に盪られて、浮沈の憂き目に遭いぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
所謂イブセンの書いたもの抔は先ず吾人の一生の浮沈に関する様な非常な大問題をつらまえて来て其問題の解決がしてある。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
一世の浮沈問題が持ち上がって来る。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
と云うものは凡て是等の現象界の奥に自己の本体はあって、此流俗と浮沈するのは徹底に浮沈するのではない。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
しばらく冗談半分に浮沈して居るのである。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
作例 · 標準
業界トップだったその企業も、時代の波に翻弄され、この数十年で激しい浮沈を経験した。
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ベンチャー企業の浮沈は激しく、今日成功していても明日には倒産するリスクが常にある。
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政治家としての彼の人生は、派閥抗争のたびに浮沈を繰り返す波乱万丈なものだった。
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