剣光
けんこう
名詞
標準
light emanating from a sword
文例 · 用例
霜枯れのした柳の並木は剣光帽影で取囲まれて居る。
— 平出修 『畜生道』 青空文庫
二者の間、既に是の如し、風声鶴唳、人|相驚かんと欲し、剣光|火影、世|漸く将に乱れんとす。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
燕王の兵を起したる建文元年七月より、恵帝の国を遜りたる建文四年六月までは、烽烟剣光の史にして、今一々|之を記するに懶し。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
剣光満洲の空に閃めくの今、吾人が彼を懐ふ事しかく切なる者、又故なきに非ず候。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
いつしかしっとりと秋の宵が迫って、行く手は彼は誰れ時の夕闇でしたが、しかしその宵闇の中にたばしる剣光を縫いながら、必死とあの宿の若者の力戦奮闘している姿が見えました。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
軍人学生聯合の攻防演習が練兵場を中にして行はれた、境内へも機関銃が持ちこまれた、砲声、号令、剣光帽影。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
毎年秋の発火演習の時にも霧の中から剣光帽影が閃めいたのがハッキリ目の前に浮んで来る。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
全体、今の大臣等は、維新の風雨に養成せられたなどと大きな事をいふけれども、実際剣光砲火の下を潜つて、死生の間に出入して、心胆を練り上げた人は少ない、だから一国の危機に処して惑はず、外交の難局に当つて恐れないといふほどの大人物がないのだ。
— 勝海舟 『黙々静観』 青空文庫
作例 · 標準
抜刀した瞬間に放たれた鋭い剣光が、暗闇の中で一筋の閃光となって走った。
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名刀として知られるその太刀からは、数百年経った今も凄まじい剣光が立ち上っている。
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月明かりを浴びた二人の剣士の剣光が交差し、火花のように散った。
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