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存在感

そんざいかん
名詞
1
標準
(sense of) presence
文例 · 用例
間もなく聖者は自身の存在感を失って、天地にただ真白く、肉のようにしねしねした質の立方体だけが無窮に蔓こっていた。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
わたくしとて、憩いのためには出来るだけぼんやりを装い、他人のみならず自分自身に向ってさえ現実の存在感を暈すように仕向けて来ておりますから、文吉とわたくしは、こうした間柄でありながら割合に引立たない交際振りでありました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
もっとも事務所ではまだその存在感がありませんが。
THE STOCK-BROKER'S CLERK 株式仲買人 青空文庫
『真・善・美』という雑誌の九月号に「小林秀雄氏へ」という公開状を書いた小原元という人は、『新日本文学』に試作を発表した三人のかたよりは、ずっと既成文学のいきさつに通じ、その語彙をうけついでいますが、やっぱり一つの新しい力、新しい存在感の上に立っている方のように思えます。
――新日本文学会における一般報告―― 一九四六年の文壇 青空文庫
何がどうなろうと構うものか、私はここにこうしている、というその最小限度の存在感、云わば、富貴を願わず栄達を求めず、一介の虫けらに等しい自分自身の存在感、それが胸の底までしみこたえた。
豊島与志雄 父母に対する私情 青空文庫
そして健かな清い感激が、あらゆる雑念を吹き払って、自己の存在感――じかに胎にこたえる存在感――を強調する。
豊島与志雄 秋の気魄 青空文庫
意識は失わず、然し、自分の死を感じた時、薄弱な自己の存在感に対照して、病室内の家具まで異常な実在として自分に迫って来た。
一九二九年(昭和四年) 日記 青空文庫
そこでは存在感がまず基礎である。
中井正一 近代美の研究 青空文庫
作例 · 標準
彼女はステージ上で圧倒的な存在感を放っていた。
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彼の意見はいつも存在感があり、会議で注目される。
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新しい家具を置いたら、部屋の存在感がぐっと増した。
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