講釈師
こうしゃくし
名詞
標準
professional storyteller
文例 · 用例
「御承知の通り、江戸時代には天一坊をそのままに仕組むことが出来ないので、大日坊とか何とかいって、まあいい加減に誤魔化していたんですが、明治になったのでもう遠慮はいらないということになって、講釈師の伯円が先ず第一に高座で読みはじめる。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
同じ話の型が変つて、一ツは講釈師が板にかけて、のん/\づい/\と顕はす。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
殊に講釈師の飯の種になつて居る博徒は最も多く関東に居り、関東でも甲州、上州、野州、常州などいふ国は、侠客や博徒の名に連れて必ず呼び出されるのは余程面白いことである。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
夫れで若し山霊をして、当時其の山に開帳された大博奕の光景や各親分の性行を語らしめたならば、講釈師が張扇で叩き出すやうな作り話では無く、本当の面白い侠客伝が何程出来ることであらう。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
侠客も一度講釈師の手に懸ると、何でも火花を散らして戦つてばかりゐるやうになるが、皆が皆さうと云ふ事は無い。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
若い時分に東京で習ったとかいう講釈師の口まねをしたりして皆を笑わせた。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
こういうわけで、お岩稲荷の縁起は、徹頭徹尾おめでたいことであるにも拘らず、講釈師や狂言作者がそれを敷衍して勝手な怪談に作り出し、世間が又それに雷同したのである。
— 岡本綺堂 『四谷怪談異説』 青空文庫
日本の浪花節みたいな、また、講釈師みたいな、勇壮活溌な作家たちには、まるで理解ができないのではあるまいか。
— 太宰治 『豊島與志雄著『高尾ざんげ』解説』 青空文庫
作例 · 標準
講釈師が張り扇で釈台をパンと叩くと、会場の空気が一気に引き締まった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
若手の講釈師が、現代風のアレンジを加えた新しい物語に挑戦して注目を浴びている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「あの講釈師の声、通るなあ」「さすがはベテランだ、間の取り方が絶妙だね」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview