詮議
せんぎ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
discussion
文例 · 用例
扨、我々は、斯かる時にも猶環境の詮議を遂に女々しいことであるとした古人の考へに従ふべきであらうか?
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
それ故に本来言へば、詩の翻訳に語学上の詮議は無用で、むしろ訳者自身の個人的主観によつて、自由に勝手に翻案化してしまふ方が好いのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
もともと、この瘤取りの話は、宇治拾遺物語から發してゐるものらしいが、防空壕の中で、あれこれ原典を詮議する事は不可能である。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
相手の山や岳神を詮議して、とかくそれ等に不足を見付け出した。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
(引出しの分も拜借致し候 石之助)さては放蕩かと人々顏を見合せてお峯が詮議は無かりき、孝の餘徳は我れ知らず石之助の罪に成りしか、いや/\知りて序に冠りし罪かも知れず、さらば石之助はお峯が守り本尊なるべし、後の事しりたや。
— 一葉女史 『大つごもり』 青空文庫
(引出しの分も拝借致し候 石之助) さては放蕩かと人々顔を見合せてお峯が詮議は無かりき、孝の余徳は我れ知らず石之助の罪に成りしか、いやいや知りて序に冠りし罪かも知れず、さらば石之助はお峯が守り本尊なるべし、後の事しりたや。
— 樋口一葉 『大つごもり』 青空文庫
しかしよくよく詮議してみるとやはり貧乏が総ての究極の原因であったという場合もかなり多いようである。
— 寺田寅彦 『猫の穴掘り』 青空文庫
よくよく詮議すればどこかにその因って来るべき因縁系統がある。
— 寺田寅彦 『科学上の骨董趣味と温故知新』 青空文庫
作例 · 標準
密室で行われた詮議の内容は、外部に漏れることのないよう固く口止めされた。
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「いくら詮議を重ねても、結論が出ないのでは時間の無駄だ」と議長が溜息をつく。
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新しいプロジェクトの是非を巡って、役員会では連日熱い詮議が続いている。
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標準
investigation (into a suspect)
作例 · 標準
盗難事件の容疑者として、彼は厳しい詮議を受けることになった。
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「身に覚えのないことで詮議されるのは、実に不愉快だ」と彼は憤慨した。
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役人は疑わしい人物を次々と捕らえ、その正体を暴くべく詮議を尽くした。
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