色塗り
いろぬり
名詞動詞-サ変
標準
coloring (in; e.g. a drawing)
文例 · 用例
半暗と湿気と悪臭の横町が、迷園のように縦横に走り、やけにひさしの突き出た、原色塗りの低い建物がお互いに助けあって並んで、誰かの言った「天刑病市ポウト・サイド」の感じを適切に裏書きしている。
— 海のモザイク 『踊る地平線』 青空文庫
ヴェランダを広く取って、いぶし銅の訪問板にまでミモザの花の届いてる原色塗りの玩具の山荘が、それぞれの地形から人の注意を惹こうとしていた。
— Mrs. 7 and Mr. 23 『踊る地平線』 青空文庫
卓子掛のない大きな食卓の列の上には、金の蒔絵のある色塗りの木鉢がそれぞれ幾つかずつ置かれて、その中に水っぽい黍粥が盛ってあった。
— КРАСНЫЙ ЦВЕТОК 『紅い花』 青空文庫
*(十一月×日) 浮世離れて奥山ずまい、こんなヒゾクな唄にかこまれて、私は毎日|玩具のセルロイドの色塗りに通っている。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
日給は七十五銭也の女工さんになって今日で四カ月、私が色塗りをした蝶々のお垂げ止めは、懐かしいスヴニールとなって、今頃はどこへ散乱して行っていることだろう――。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
能率を上げなくてはと、汚れた壁の黒板には、二十人の女工の色塗りの仕上げ高が、毎日毎日数字になって、まるで天気予報みたいに私達をおびやかすようになってきた。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
(六月×日) 種まく人たちが、今度文芸戦線と云う雑誌を出すからと云うので、私はセルロイド玩具の色塗りに通っていた小さな工場の事を詩にして、「工女の唄える」と云うのを出しておいた。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
セルロイドの色塗りだってそうだったし……。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
作例 · 標準
子供たちは、週末に買った塗り絵に夢中になっていた。
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「この絵、もっと明るい色で色塗りしたいな!」と、娘が嬉しそうに言った。
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大人向けの塗り絵は、集中力を高めるのに役立つという。
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