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一筆

いっぴつ異読 ひとふで
名詞頻度ランク #29625 · 青空 350
1
標準
one stroke (of a brush)
文例 · 用例
デリベレイトに狙いすましては一筆ずつ著けて行ったものだろうと想像される。
寺田寅彦 二科会展覧会雑感 青空文庫
夫の手紙はそれらのことに一筆だも觸れてゐない。
梶井基次郎 川端康成第四短篇集「心中」を主題とせるヴァリエイシヨン 青空文庫
こうした研究の結果いかんによっては、ほととぎすの声を「テッペンカケタカ」と聞いたり、ほおじろのさえずりを「一筆啓上仕候」と聞いたりすることが、うっかりは非科学的だと言って笑われないことになるかもしれない。
寺田寅彦 疑問と空想 青空文庫
目を細くしてよく見きわめをつけてから一筆ごとに新しく絵の具を交ぜては置いて行くのだそうである。
寺田寅彦 自画像 青空文庫
あまり凝りすぎてもからだにさわるから午前だけにしたいと思ったが、午前中に一段片付けたつもりで昼飯を食いながらながめていると間違った所が目について気になりだす、もう一筆と思ううちにとうとう午後の時間が容赦なくたってしまう。
寺田寅彦 自画像 青空文庫
直しているうちに輪郭もくずれて来るし、一筆ごとに顔がだんだん無惨に情けなく打ちこわされて行く。
寺田寅彦 自画像 青空文庫
それで……その父の死にました理由がわかりますようなお言葉を、先生に一筆書いて置いて頂きましたならば……その子供たちの成長後に……」 あとは声が曇って、わからなくなった。
夢野久作 恐ろしい東京 青空文庫
一筆示し上げ参らせ候大同口よりのお手紙ただいま到着仕り候|母様大へん御よろこび涙を流してくり返しくり返しご覧相成り候」 何だつまらない!
国木田独歩 遺言 青空文庫
作例 · 標準
師匠は「この一筆に全てを込めろ」と私に言った。
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書道では、一筆一筆に魂を込めることが大切だ。
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彼の描く線は、力強い一筆で対象の輪郭を捉えていた。
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2
標準
a few lines (of writing)
作例 · 標準
お世話になった先生に、感謝の気持ちを一筆添えて送った。
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「ちょっとしたお礼に、このメッセージカードに一筆だけ書かせて。」
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遠く離れた友人に、近況を一筆伝えた。
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3
標準
writing in one go (without stopping to apply more ink to the brush)
作例 · 標準
書道家は、息を整え、一筆でこの龍の姿を完成させた。
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墨が乾いてしまわないように、一筆で勢いよく書き上げるのがコツだ。
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その漢字は、筆を止めずに一筆で書き上げられた。
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4
標準
parcel (of land)
作例 · 標準
この一筆の土地は、将来的に価値が上がるだろう。
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相続した土地が一筆あるが、どう活用するか悩んでいる。
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不動産業者から、隣接する一筆の土地の購入を打診された。
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5
標準
same handwriting
作例 · 標準
この手紙は、彼女の一筆であることがすぐに分かった。
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偽造の疑いがある書類は、筆跡鑑定で一筆の確認が行われる。
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「あら、これ、あなたの一筆?見覚えがあるわ。」
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