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音信

おんしん異読 いんしん
名詞頻度ランク #30809 · 青空 561
1
標準
correspondence
文例 · 用例
けれども、その五年のあいだに、彼と私とは、しばしば音信を交していた。
太宰治 佳日 青空文庫
私には、實の生みの母もあるのだが、いろいろの事情から、いまは音信不通になつてゐて、親孝行したくても、なかなか、それの許されない立場に在るのであるから、せめて、この家内の母にだけでも子としての務めを、ほんのわづかでも、無力の私にできる小さい範圍内でも、何かしたいと念じてゐるのだ。
太宰治 當選の日 青空文庫
第一、部分と全体とが仲違いをして音信不通の体である。
寺田寅彦 二科展院展急行瞥見記 青空文庫
この不便と危険を防ぐため、近頃米国大西鉄道で採用する発音信号機というのは簡単な仕掛けであるが数ケ月間の試験によって有効な事が確かめられた。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
爾來數年、志村は故ありて中學校を退いて村落に歸り、自分は國を去つて東京に遊學することゝなり、いつしか二人の間には音信もなくなつて、忽ち又四五年|經つてしまつた。
国木田独歩 畫の悲み 青空文庫
爾来数年、志村は故ありて中学校を退いて村落に帰り、自分は国を去って東京に遊学することとなり、いつしか二人の間には音信もなくなって、忽ちまた四、五年経ってしまった。
国木田独歩 画の悲み 青空文庫
仔細あって娘を当分は音信不通の約束でこちらへ貰いたいと、こう云うんです。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
「勿論、あなたの方にもいろいろの御都合もございましょうが、いくら音信不通のお約束でも、せめて御奉公の御屋敷様の御名前だけでも伺って置きたいと存じますのが、こりゃあ親の人情でございます。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫