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霊地

れいち
名詞
1
標準
sacred ground
文例 · 用例
たゞしかし、湖畔五|里余り、沿道十四|里の間、路傍の花を損なはず、樹の枝を折らず、霊地に入りました節は、巻莨の吸殻は取つて懐紙へ――マツチの燃えさしは吹き消して、もとの箱へ納めましたことを憚りながら申し出でます。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
大湯で落合ひましやうよ、一|足さきへ……」 ……実は三|日余り、仙境霊地に心身共に澄切つて、澄切つた胸さきへ凡俗の気が見透くばかり。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
――この霊地をどうする。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
集える衆の肩背の透に、霊地の口に、自動車が見えて、巨像の腹の鳴るがごとく、時々、ぐわッぐわッと自己の存在と生活を叫んでいる。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
鎌倉街道よりはわきへそれ、通りすがりの打見には、橿原の山の端にかくれ、人通りしげき葉山の路とは、方位異なり、多くの人は此の景勝の霊地を知らず、小生も久しく不心得にて過ぎ申候。
泉鏡花 逗子より 青空文庫
されば心を収むるは霊地に身を栄花の巷に立入ること無く、朝も夕も山林|閑寂の郷に行ひ済ましてあるべきなり。
幸田露伴 二日物語 青空文庫
首を回らせば徃時をかしや、世の春秋に交はりて花には喜び月には悲み、由無き七情の徃来に泣きみ笑ひみ過ごしゝが、思ひたちぬる墨染の衣を纏ひしより今は既、指をの霊地に運びて寺に霜は募りて樹※に紅は増す神無月の空のやゝ寒く、夕日力無く舂きて、晩れし百舌の声のみ残る、暮方のあはれさの身に浸むことかな。
幸田露伴 二日物語 青空文庫
五 一座の霊地は、渠らのためには平等利益、楽く美しい、花園である。
泉鏡花 春昼 青空文庫
作例 · 標準
この山は古くから修験道の霊地として信仰を集めており、今でも白装束の行者を見かける。
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世界中から多くの巡礼者が、奇跡が起きたとされるこの霊地を訪れる。
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神秘的な雰囲気が漂うその森の奥には、地元の人しか知らない小さな霊地があった。
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