四等官
しとうかん
名詞
標準
four administrative positions (of the ritsuryō system: kami, suke, jou, sakan)
文例 · 用例
それも、胸に星勲章をつけて、今の今まで沈思黙考に誘うような深遠な題目について語っていた人とはまるで似ても似つかぬ、せいぜい十四等官風情のやり口なので、ただただ呆れて、肩をすくめながら突っ立っているより他はない始末だ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
それにもう一つ小喜劇があつて、その中で宮内官をあてこすつた面白い小唄をうたつたが、殊に、一人の十四等官をさんざんにやつつけたのがあつて、實に遠慮會釋なく歌はれてゐるので、どうしてあんなものが檢閲を通つたのかと、おれには不思議で堪らなかつた。
— ZAPISKI SUMASHEDSHAWO 『狂人日記』 青空文庫
ドールン 四等官になりたかった――それは、なれた。
— ЧАЙКА 『かもめ』 青空文庫
四等官ソーリン閣下までが、ひところあの子に惚れていたものな。
— ЧАЙКА 『かもめ』 青空文庫
ドールン 四等官殿はおねんねだ。
— ЧАЙКА 『かもめ』 青空文庫
その女というのは、昨日ラスコーリニコフが時計を持って瀬踏みに行った、十四等官未亡人で金貸の老婆、アリョーナ・イヴァーノヴナの妹、リザヴェータ・イヴァーノヴナ、世間一般の呼び方によると、ただリザヴェータであった。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
そのとき大学生が将校に向かって、十四等官未亡人の金貸しアリョーナ・イヴァーノヴナの事を話して、その住所を教えているのが、ふと耳にはいった。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
なんでも噂で聞くと、五等官や四等官の連中、いや三等官あたりの役人までが、進んで縄飛びをやってるそうですよ。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
作例 · 標準
律令制において、四等官は中央官庁の主要な役職を指した。
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彼の祖先は、かつて地方の四等官を務めていたと伝えられている。
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四等官の構成は、時代や官庁によって多少の変動があった。
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ウィキペディア
四等官制(しとうかんせい)とは、律令制において各官司の中核職員が4等級で構成されていたことを表す用語。もとは中国律令に現れ、律令制を支える精緻な官僚システムの基礎制度として機能した。日本も律令制開始と同時に四等官制を導入している。
出典: 四等官 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0