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暗合

あんごう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
coincidence
文例 · 用例
もう少し複雑な場合でも、全く偶然な暗合で特殊な事件が続発して、プロバビリティの方則を知らない世人に奇異の念を起させたり、超自然的な因果を想わせる例はいくらでもある。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
以上は大部分ただ偶然の暗合に過ぎないかもしれない。
寺田寅彦 土佐の地名 青空文庫
しかし、T. T. H. Y. という風に四字の組合せならば暗合のチャンスはずっと少なくなる。
寺田寅彦 KからQまで 青空文庫
これは偶然であろうとは思っても、そのことごとくが偶然の暗合であるという事を証明する事もかなりにむつかしそうに思われた。
寺田寅彦 比較言語学における統計的研究法の可能性について 青空文庫
すなわちまず世界じゅうで互いに遠く隔たった二つの地点に互いに類似した言語が存在し、その中間にはその連鎖らしいものが見つからない場合があっても、それだけでは、それが必ず偶然の暗合であるとは断定されなくなる。
寺田寅彦 比較言語学における統計的研究法の可能性について 青空文庫
かりに s1 を5とすると、三五、七プロセントという多数の暗合を見る事になる。
寺田寅彦 比較言語学における統計的研究法の可能性について 青空文庫
学者の中には、二つの国語の間の少数な語彙の近似から、大胆に二つのものの因果関係を帰納せんとする人もあるようであり、また一方においてあまりに細心で潔癖なために、暗合の悪戯に欺かれる事を恐れてこの種の比較に面迫することを回避する人もあるかもしれない。
寺田寅彦 比較言語学における統計的研究法の可能性について 青空文庫
むしろ進んで、暗合的なものと因果的なものとを含めた全体のものを取って、何かの合理的な篩にかけて偶然的なものと必然的なものとを篩い分ける事に努力したほうが有利ではあるまいか。
寺田寅彦 比較言語学における統計的研究法の可能性について 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗合について考えている。
暗合という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗合の意味を理解している。
この文には暗合が含まれている。