千変万化
せんぺんばんか
名詞動詞-サ変動詞-自動詞名詞-の形容詞
標準
innumerable changes
文例 · 用例
いずれも六稜あるいは稀に三角形の氷の薄片であるが、その規則正しい輪郭は千変万化で如何なる美術家でもこれだけの変った形を作る事は出来そうにもない。
— 寺田寅彦 『雪の話』 青空文庫
観客はカメラとなって自由自在に空中を飛行しながら生きた美しい人間で作られたそうして千変万化する万華鏡模様を高空から見おろしたり、あるいは黒びろうどに白銀で縫い箔したような生きたギリシア人形模様を壁面にながめたりする。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
その砲煙弾雨の中を一意敵に向って散開し、躍進する千変万化の姿は、男性の姿態美の中でも、最高潮した「気をつけ」の緊張美以上に超越したものの千変万化でなければならぬ。
— 夢野久作 『「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能』 青空文庫
その上に足の踏み方、手の動かし方、肩のゆすぶり方、腰のひねり方、又はお尻の振り方なぞいう、顔面表現の動的背景ともいうべき大道具までが参加して、縦横無尽千変万化、殆ど無限ともいうべき各種の表現を行って着々と成果を挙げているのであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
利口なのや馬鹿なの、気の長いのや短いのなぞに依って種々雑多に千変万化しますが、いずれにしても鼻の表現に裏切られる事は免れ得ませぬ。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
ずっと前に研究を致しました……「鼻の表現能力は、その無表現のところに在る…… 無から有を生ずるところに在る…… 不変不動のまま千変万化するところにある…… 造化の妙理、自然の大作用はここにも窺う事が出来る……」 という事実が如何に驚異に値するか……ただ言語道断。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
あの人の気持なんか、僕になんか分りませんよ、千変万化ですよ、僕なんかいい加減、引っぱり廻されていたんですよ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
アホな生物学者は千変万化の生物の表層にばかりこだわるから、物知りにはなれても真理がつかめない。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
作例 · 標準
自然界の美しさは、千変万化する光景によって表現される。
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市場の動向は千変万化しており、予測は困難だ。
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人生は千変万化だが、その全てが経験として価値がある。
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