小判
こばん
名詞頻度ランク #35645 · 青空 1983 例
標準
koban
文例 · 用例
四郎がお蘭のところへ来なくなって、この白痴の少年が金モールの服をつけ曲馬の間に舞台に現れて、唄をうたい踊りを踊ったのち、真鍮の小判だの肖像入の黄財布だのを福の縁起だといって見物に売るという噂を耳にした、お蘭は立っても居てもいられなかった。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
「竜の子」を二十両で買ったとか「火喰鳥の卵」を小判一枚で買ったとかいう話や、色々の輸入品の棚ざらえなどに関する資料を西鶴が蒐集した方法が、この簡単な文句の中に無意識に自白されているのではないかという気がする。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
小判型の真鍮に 歩× 歩×補 番六一と刻ンである。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
妾は神経が昂ぶるのを抑えて、彼が持った小判型の象牙札を見詰めていたのです。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
その瞬間小判型の象牙札が投げられて、三十九の機会が賭博台から転げ落ちました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
迷子札のような新しい小判がまさに十枚はいっていた。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
小判の顔をみてお亀も一旦は喜んだものの、よくよく考えてみると彼女もなんだか不安になって来た。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
お蝶どのをすぐこれへ」 凛とした声できめ付けられて、お亀はいよいようろたえていると、女は袱紗につつんで来た小判のつつみを出して、うす暗い行燈の前へ二つならべた。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
歴史ドラマのワンシーンで、越後屋が悪代官に山吹色の小判を差し出している。
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博物館の展示ケースの中で、江戸時代に鋳造された本物の小判が鈍く光を放っていた。
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庭の物置を整理していたら、幸運にも床下から古ぼけた小判の入った壺が見つかった。
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標準
oval
作例 · 標準
料理人は包丁を巧みに操り、大根を綺麗な小判の形に剥いて煮物に入れた。
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この和菓子は縁起を担いで小判の形に成形されており、お祝いの品として人気だ。
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「形は丸じゃなくて、少し縦長の小判にしてね」と粘土細工を教える先生が言った。
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標準
small size (of paper)
作例 · 標準
浮世絵のコレクターである彼は、特に繊細な筆致の小判の作品を好んで収集している。
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手帳の隙間に挟むためのメモ帳として、持ち運びに便利な小判のサイズを選んだ。
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昔の書物は現代の文庫本よりもさらに小さい小判の形式で発行されることがあった。
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