埋め立て
うめたて
名詞頻度ランク #16166 · 青空 14 例
標準
land reclamation
文例 · 用例
弁公親子はある親分について市の埋め立て工事の土方をかせいでいたのである。
— 国木田独歩 『窮死』 青空文庫
埋め立ての空地を横に見て、裏四番町の屋敷町へはいると、杉野の屋敷は可なり大きそうな構えで、午すぎの冬の日は南向きの長屋窓を明るく照らしていた。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
わざと毛色の変わったところを調べていくと、東亜港湾工業という浚渫と埋め立ての会社に目が止まりました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
夕日は昔大手の門のあったというあたりから、年々田に埋め立てられて、里川のように細くなった沼に画のようにあきらかに照りわたった。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
もう何年来となく舅達の話材の中心なので樽野も朧気に概要を知らされたのだが、Y村の海岸一帯を埋め立てゝ鉄道を敷設し、港となし、温泉町を建てるといふ計劃なのだつた。
— 牧野信一 『円卓子での話』 青空文庫
「御殿場を標準にして富士山を横断すると、それだけでもつて琵琶湖が十七程埋め立てられる事になります。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
低い方へゆけば海、高い方へ行けば山、海を埋め立てるか、それはもう余地がない、だから山へ、山の上へ、上へと伸びてゆく、山の家、――それが長崎市街の発展過程だ。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
あすこを埋め立てて市の公園にするとかいう噂も幾度か聞いたが、そのままお流れになって今のような私設の水上公園(?
— 加能作次郎 『早稲田神楽坂』 青空文庫