鬼簿
きぼ
名詞
標準
death register
文例 · 用例
『点鬼簿』と云ふのは読んだけれども。
— 芥川龍之介 『歯車』 青空文庫
『点鬼簿』と云うのは読んだけれども。
— 芥川竜之介 『歯車』 青空文庫
だいたい鐘楼の点鬼簿には、人間の亡者の名が、一人も記されていないのだからね」「化物どころか、勿論人間でもない。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
「君の名が点鬼簿から消されていたのも、わずか四時間だけの間さ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
僕の「点鬼簿」に加えたいのは勿論この姉のことではない。
— 芥川龍之介 『点鬼簿』 青空文庫
「点鬼簿」に加えた三人は皆この谷中の墓地の隅に、――しかも同じ石塔の下に彼等の骨を埋めている。
— 芥川龍之介 『点鬼簿』 青空文庫
病床にあつて「點鬼簿」を書いてゐられたときで、書きかけの原稿を私達に讀ませ、しきりに意見をききたがつてゐられた。
— 堀辰雄 『萩原朔太郎』 青空文庫
彼の短篇「點鬼簿」(大正十五年)にはその實母の肖像が生まなましく描かれてゐる。
— ――藝術家としての彼を論ず―― 『芥川龍之介論』 青空文庫
作例 · 標準
あの寺の鬼簿には、江戸時代からの地域住民の記録が残されているそうだ。
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「鬼簿に名を連ねる」とは、戦国武将たちの間では名誉なことだったのかもしれない。
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家系のルーツを調べるため、郷土史家が古い寺の鬼簿を丹念に読み解いた。
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