乾坤
けんこん
名詞
標準
heaven and earth
文例 · 用例
何という大きな乾坤の動きであろう。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
主人公の老富豪が取引所の柱の陰に立って乾坤一擲の大賭博を進行させている最中に、従僕相手に五十銭玉一つのかけをするくだりがある。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
乾坤一擲という言葉はこんな場合に使ってはいけないだろうが、自分にはそういう言葉が適切に思い出される。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
それはもちろん風雅の心をもって臨んだ七情万景であり、乾坤の変であるが、しかもそれは不易にして流行のただ中を得たものであり、虚実の境に出入し逍遙するものであろうとするのが蕉門正風のねらいどころである。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
ハタと止めば、其の空の破れた處へ、むら/\と又一重冷い雲が累りかゝつて、薄墨色に縫合はせる、と風さへ、そよとのもの音も、蜜蝋を以て固く封じた如く、乾坤寂と成る。
— 泉鏡太郎 『霰ふる』 青空文庫
ふむまた売卜乾坤堂、天門堂とすれば可い、一番みてもらいたいくらいだ、向は仕立屋、何、仕立物いたしますか、これは耳寄、仕立屋に(ぬい)が居ようも知れねえ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
……あまつさえ、地震の都から、とぼんとして落ちて来たものの目には、まるで別なる乾坤である。
— 泉鏡花 『小春の狐』 青空文庫
乾坤一擲の意気でありました。
— 太宰治 『おしゃれ童子』 青空文庫
作例 · 標準
彼は乾坤一擲の勝負に挑む決意をした。
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乾坤の間にそびえる山々は、見る者を圧倒する。
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古代の思想家は、乾坤の理について深く考察した。
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