紛議
ふんぎ
名詞頻度ランク #37188 · 青空 27 例
標準
dissension
文例 · 用例
「わしはそのお礼によって、あとくされと紛議をかもさないように奥さんにご用立てしましょう。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
元より紛議も葛藤も恐るゝ所でない、正理は我にあるのだが、然し※里の波濤を距てたる絶島に於て、既に唯一の確證たる可き日章旗を徹去されたる後は、我に十二|分の道理があつても、一個の證據なく、天下の承認を得る事は餘程困難であらうと思ふ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
尚この他に梅若派というのが最近に観世流から分派したが、一流と認めるか認めないかで紛議中と聞くからここには略する。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
紛議の交渉とか争議費用として受取った金の分配などで、君がどの位誤魔化されているか知れない。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
遂にわしの引退の時が來たが、それの動機は、地主と小作との間の、ある大きな紛議だつた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
そしてそれが外間へも漏れたので、いよいよ紛議が甚しくなった、殊に世子は右の長州への内使一件は後に聞かれたのであったから、例の気性として頗る不満に思われ、その側附の人々も共に憤慨した。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
少し遡っていうが、藩内の紛議やその他世間の状態も段々と劇変するので、藩主の温和なる性質では、もうそれらに直接することが厭わしくなられた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
檜山は多少の株券を売却し、大切な蔵書にも手をつけかけてる様子でしたが、外泊が度重なるにつれて、妻子のある家庭では紛議がもちあがりかけてるようでした。
— ――近代説話―― 『高尾ざんげ』 青空文庫
作例 · 標準
些細なことから地域住民の間で紛議が起こり、解決に時間がかかった。
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財産相続を巡る紛議は、親族間の関係を悪化させた。
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議会では、予算案を巡る激しい紛議が続いた。
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