漢学
かんがく
名詞
標準
Sinology
文例 · 用例
もともと実験の教授というものは、軍隊の教練や昔の漢学者の経書の講義などのように高圧的にするべきものではなく、教員はただ生徒の主動的経験を適当に指導し、あるいは生徒と共同して新しい経験をするような心算ですべきものと思う。
— 寺田寅彦 『物理学実験の教授について』 青空文庫
ただ自分等より一年前のクラスで、K先生という、少し風変り、というよりも奇行を以て有名な漢学者に教わった友人達の受売り話によって、孔子の教えと老子の教えとの間に存する重大な相違について、K先生の奇説なるものを伝聞し、そうして当時それを大変に面白いと思ったことがあった。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
同じ思想が、支那服を着ていてそうして栄養不良の漢学者に手を引かれてよぼよぼ出て来たのではどうしても理解が出来なかったのに、それが背広にオーバー姿で電車の中でひょっくり隣合ってドイツ語で話しかけられたばかりに一遍に友達になってしまったような体裁である。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
手習いの傍、徒士町の會田という漢学の先生に就いて素読を習いました。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
小学校を了えて後は一年ばかり中学校を修めたが、それも廃めて英学を修める傍、菊地松軒という先生に就て漢学を修めました。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
強て何か話が無いかとお尋ねならば、仕方がありません、わたくしが少時の間――左様です、十六七の頃に通学した事のある漢学や数学の私塾の有様や、其の頃の雑事や、同じ学舎に通った朋友等の状態に就いてのお話でも仕て見ましょう。
— 幸田露伴 『学生時代』 青空文庫
わたくしは前にも申した通り学生生活の時代が極短くて、漢学の私塾にすらそう長くは通いませんでした。
— 幸田露伴 『学生時代』 青空文庫
この老人の頑固さ加減は立派な漢学者でありながらたれ一人相手にする者がないのでわかる。
— 国木田独歩 『初恋』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は若い頃、漢学を深く学び、多くの書物を読んでいた。
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江戸時代、漢学は武士の教養として非常に重視された。
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彼は中国古典文学を専門とする、著名な漢学者だ。
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ウィキペディア
漢学(かんがく)とは、前近代、特に江戸時代の日本における、中国伝来の漢籍・中国思想・漢詩文の研究。学問の総称。国学・洋学(蘭学)に対して用いられる。西洋由来の中国学 とはやや異なる。
出典: 漢学 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0