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追慕

ついぼ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
cherishing the memory of
文例 · 用例
一体芸術家が、実生活人に比べて永遠追慕の情の強い所に成立つのであつてみれば、実生活の空気に反撥的である場合にのみ芸術家の生活は弾力的であるのである。
中原中也 アンドレ・ジイド管見 青空文庫
追悼文を讀み、私のやうに故人を全く知らぬ男にさへ、故人に對して追慕の念を懷かせるのは、それは、きつと追悼文の誠實さであり、またその追悼文の筆者の故人に對する深い愛情の證據であると考へられますが、また、それだけ故人の徳の深さをも思ひやられるところが在るのであります。
太宰治 知らない人 青空文庫
彼は娘に追慕されたまま精舎へ帰った。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
陽王誅せられて後追慕哀傷して疾となる。
泉鏡花 聞きたるまゝ 青空文庫
笑つて笞を受けた囚人は、後には泣いて追慕の涙に滲んだ弔詞を受ける先覚者である。
平出修 逆徒 青空文庫
まま母が、まま母らしくむごたらしくして呉れたら、一筋に生みの母への追慕は透つて生涯の一念は散らされずに形を整へてゐて呉れたかも知れない。
岡本かの子 上田秋成の晩年 青空文庫
自分は遠慮して、そのどれへも追慕のこころを専らにするのを控へるのだつた。
岡本かの子 上田秋成の晩年 青空文庫
故作家と生前、特に親交あり、いま、その作家を追慕するのあまり、彼の戯れにものした絵集一巻、上梓して内輪の友人親戚間にわけてやるなど、これはまた自ら別である。
――当りまえのことを当りまえに語る。 もの思う葦 青空文庫
作例 · 標準
没後10年経ってもなお、多くのファンが会場に集まり、故人の才能を追慕した。
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「父はいつも厳しかったけれど、今では懐かしく追慕することばかりです」と長男が挨拶した。
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歴史上の偉人を追慕して、彼が愛した庭園で毎年ささやかな茶会が開かれている。
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