意識を失う
いしきをうしなう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to lose consciousness
文例 · 用例
その顔色は蒼白となったので、私はきっと彼が意識を失うものと思って、時を移さずに彼を伴って明かり窓を降りて、船室のソファの上にそのからだを横たえさせた。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
シキミン酸と言うのは、ピクロトキシン属の痙攣毒とか言う奴で、一寸専門的になるが、その生理化学的な反応は、延髄の痙攣中枢って奴を刺戟する事に依って、恰度|癲癇の様な痙攣を起し、その痙攣中に一時意識を失うのだ。
— 大阪圭吉 『とむらい機関車』 青空文庫
私は今もなおあの手術の時真裸かで、手術台の上に寝かされて、コロロホルムを嗅がされて意識を失う時の、恐るべき嫌悪すべき心持を忘れることができません。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
虚栄心の虜になるとき、人間は自己を失い、個人の独自性の意識を失うのがつねである。
— 三木清 『人生論ノート』 青空文庫
私たちはこの制限を忘れるときに赦しと共存との意識を失うて互いに孤立するようになるのである。
— 倉田百三 『愛と認識との出発』 青空文庫
祝言にも、愈職業化したものと、職業意識を失うたものとが出来た訣だ。
— 折口信夫 『国文学の発生(第二稿)』 青空文庫
この相違は甚しいけれども、意識を失う発端の状態はよく似ていて身につまされるから、あんまり良い気持はしませんね。
— その三 精神病診断書 『安吾人生案内』 青空文庫
が、意識を失う際に、兵馬の刀が蒼光って、顔の上へ落ちて来ようとしたのと、妹の鈴江らしい「兄上!
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
作例 · 標準
激しい衝撃を受けた直後、彼は崩れ落ちるようにして意識を失った。
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「しっかりしてください!」という救急隊員の声も虚しく、負傷者は再び意識を失った。
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猛暑の中で長時間作業を続けていた男性が、熱中症により意識を失い病院へ搬送された。
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貧血の持病がある彼女は、激しい立ちくらみに襲われ、その場に倒れて意識を失った。
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