梨園
りえん
名詞
標準
theatrical world
文例 · 用例
が、当時梨園に擢出た、名優|久女八は別として、三崎座なみは情ない。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
「柵草紙」には鴎外漁史の梨園詩人を論ずる一文、其頃文界を動かしき。
— 北村透谷 『劇詩の前途如何』 青空文庫
梨園の弟子のうちに笛師があって、これも都を落ちて終南山の奥に隠れていた。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
その過去の梨園に落ち散る花びらを拾いあつめて、この一冊をなした。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
医学界方面は云う迄も無く、法曹界、操觚界、教育界、官公吏界、実業界、キャフェーの世界、梨園界、所謂る遊侠の世界(即ち親分と称せられる人々から、破落戸と称せられる人々)――あらゆる方面に知己があり友人があった。
— 国枝史郎 『名古屋の小酒井不木氏』 青空文庫
ソレから江戸に来て、江戸が東京となっても、芝居見物の事は思出しもせず、又その機会もなくして居る中に、今を去ること凡そ十五、六年前、不図した事で始めて東京の芝居を見て、その時|戯れに、誰道名優伎絶倫先生遊戯事尤新春風五十独醒客却作梨園一酔人と云う詩が出来ました。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
例へば極最近に至つても上海梨園の某名優が某大官の夫人と通じたことが發覺して、數日街上に晒者の刑に處せられたと云ふ新聞記事を十數年前に讀んだことさへある。
— 竹内勝太郎 『淡路人形座訪問』 青空文庫
やるつもりならやるもいいが江戸の梨園の総管軸この成田屋の身内としてこれまで通り置くことは出来ぬ。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は梨園の出身で、幼い頃から歌舞伎を学んだ。
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梨園のしきたりは、とても厳格だと聞いている。
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将来、梨園を背負って立つ存在になるだろう。
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