経題
きょうだい
名詞
標準
title of a sutra
文例 · 用例
昭和二十二年春東京 鷺宮 無窓塾高神覚昇第一講 真理の智慧般若波羅蜜多心経(一切智に帰命し奉る) 心経の名前 ここに『般若心経』の講義をするに当りまして、最初にはしがきとして、『心経』の経題すなわち『般若心経』という名前について、お話ししておきたいと思います。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
一切経はというと、仏の教と語を翻訳した、経部、律部をおさめた「甘珠爾」正蔵千四十四巻、仏の教示を翻訳した論部をおさめた「丹珠爾」続蔵四千五十八巻がそれぞれ経題と奥書がつき、十巻ずつ勅訳の黒印を捺した青い布に包んで左右の棚にいっぱいになっている。
— 久生十蘭 『新西遊記』 青空文庫
きょうだいでないとして見ると、何んという資格で来たら好いでしょう。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
主人の語るところによると、この哀れなきょうだいの父親というは、非常な大酒家で、そのために命をも縮め、家産をも蕩尽したのだそうです。
— 国木田独歩 『春の鳥』 青空文庫
しかるに主人の口からは言いませんが、主人の妹、すなわちきょうだいの母親というも、普通から見るとよほど抜けている人で、二人の子供の白痴の原因は、父の大酒にもよるでしょうが、母の遺伝にも因ることは私はすぐ看破しました。
— 国木田独歩 『春の鳥』 青空文庫
なぜならどんなこどもでも、また、はたけではたらいているひとでも、汽車の中で苹果をたべているひとでも、また歌う鳥や歌わない鳥、青や黒やのあらゆる魚、あらゆるけものも、あらゆる虫も、みんな、みんな、むかしからのおたがいのきょうだいなのだから。
— 宮沢賢治 『手紙 四』 青空文庫
三人のきょうだいの間にはさまったおびただしい距離……人生の多様を今更ながら恐ろしく思いやってみねばならぬ距離……。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
小さい時、きょうだいで寄ってたかって、おちちだといってしゃぶった疣だ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
納経帳に、巡礼した寺院の経題(きょうだい)を丁寧に書き写した。
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住職は、その経典の経題(きょうだい)を静かに唱え始めた。
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この巻物の真ん中に書かれているのが、かの有名な経題(きょうだい)だ。
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標準
title on a makimono
作例 · 標準
古びた掛軸(かけじく)に書かれた、かすれた経題(きょうだい)を解読しようとした。
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巻物の表装には、金泥で描かれた美しい経題(きょうだい)があった。
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このお寺の秘宝である巻物には、著名な学僧による経題(きょうだい)が記されている。
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