寸鉄
すんてつ
名詞
標準
short blade
文例 · 用例
我泰助は寸鉄も帯びず。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
如かず人情を棄てて公道に就き、眼前に下枝が虐殺さるる深苦の様を傍観せんか、と一度は思い決めつ、我同僚の探偵吏に寸鉄を帯びずしてよく大功を奏するを、栄として誇りしが、今より後は我を折りて、身に護身銃を帯すべしと、男泣に泣きしとなん。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
東 論より証拠西 論語読みの論語知らず 東のは寸鉄人を殺すの語、西のは冷罵骨に入るの句なり。
— 幸田露伴 『東西伊呂波短歌評釈』 青空文庫
」 二十一 冷か、熱か、匕首、寸鉄にして、英吉のその舌の根を留めようと急ったが、咄嗟に針を吐くあたわずして、主税は黙って拳を握る。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
「△新聞の文芸面と△雑誌の月評章と△△パンフレットの寸鉄欄といふところ――どれも余程注意深い読手でなければ見出せないところ。
— 牧野信一 『素書』 青空文庫
一寸鉄瓶のお湯を見て頂戴。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
――それから膝骨の下あたりに見当をつけ、裾を五六寸鉄でヂョキヂョキと切り落した。
— 牧野信一 『スプリングコート』 青空文庫
即ちその身の弱点にして、小児の一言、寸鉄|腸を断つものなり。
— 福沢諭吉 『日本男子論』 青空文庫
作例 · 標準
護身用として、袖の中に寸鉄を隠し持っていた武士がいたという。
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見た目はただの飾りだが、実は鋭い刃を持つ寸鉄としての機能を持っていた。
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寸鉄を武器に、巨漢の敵に立ち向かう小柄な剣士の姿に観客が沸いた。
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標準
epigram
作例 · 標準
彼の放った一言は、まさに機知に富んだ寸鉄として座の空気を一変させた。
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短い文章の中に鋭い批判を込めた寸鉄は、当時の社会に大きな影響を与えた。
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古典には、現代人の心にも深く響く鋭い寸鉄が数多く収められている。
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