私益
しえき
名詞
標準
private interests
文例 · 用例
新しく統制に入るには、自由主義時代に行き過ぎた私益中心を抑えるために、最初は反動的に専制即ち強制を相当強く用いなければならないのは、やむを得ないことである。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
思うに個人の私益と社会の公益とが常に調和一致するものなりちょう正統経済学派の思想の泉源は、遠くこれを第十八世紀の初頭に発せしもののごとくである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
* Manderville, Fable of Bees.『蜜蜂物語』は一名『個人の罪悪はすなわち公共の利益なり』と題せるによっても明らかなるごとく、各個人がその私益私欲をほしいままにするという事がやがて公共の利益、社会の繁栄を増進するゆえんであると説いたものである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
そこにはただ誠実への放棄と仕事への忌避と、そうして私益への情熱のほか何もなくなるであろう。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
そこにはただ誠実への放棄と仕事への忌避と、そうして私益への情熱のほか、何もなくなるであろう。
— 柳宗悦 『民藝四十年』 青空文庫
宇多天皇は藤原基経に向って「卿者社稷之臣、非朕之臣」と仰せられたそうだが、之こそ自治主義の真髄であって、之に較べると、国家主義の如きは公益と私益との衝突を免れぬものだという。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
作例 · 標準
彼は私益を追求するあまり、公共の利益を損なう行為に及んだ。
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政治家は、個人の私益ではなく、国民全体の利益を優先すべきだ。
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企業の活動は、私益と公益のバランスを考慮する必要がある。
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