気取った
きどった
形容詞-語幹
標準
affected
文例 · 用例
それは書くのが面倒なのと、もひとつは現場ですぐ工作をする誰かの式を気取ったのと、さう二っつがおれを仕事着のまゝ支那の将軍のやうにその病院の二つの棟にはさまれた緑いろした中庭にテープを持って立たせたのだ。
— 宮沢賢治 『花壇工作』 青空文庫
しかし少しも気取ったようなところはない。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
私赤い絹巻煙草の煙、吐き出すと気取ったマドモワゼル花田の靴音が廊下をピアノのようにたたく。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
そのうちの前で手帳なんかをひろげたって一向気取ったわけぢゃない。
— 宮沢賢治 『山地の稜』 青空文庫
) 一向気取ったわけぢゃない。
— 宮沢賢治 『山地の稜』 青空文庫
ところがこれに対する説明の録音は気取った調子で「千島にも春は来ました」とそれっきりである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
気取った苦悩ですね。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
お能というのは、おおかた、ほかの芸術の一番面白くない処や辛気臭い処、又は無器用な処や乙に気取った内容の空虚な処ばかりを取り集めて高尚がった芸術で、それを又ほかの芸術に向かない奴が、寄ってたかって珍重するのだろう……」 と言うような諸点がお能嫌いの人々の、お能に対する批難の要点らしく思われる。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
作例 · 標準
「彼はいつも気取ったポーズで写真を撮るけれど、話してみると意外と気さくな人だ」
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「慣れない気取ったイタリアンでのディナーに、彼女は終始緊張している様子だった」
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「『お手を拝借』なんて、そんな気取った言い方しなくていいから、ちょっと手伝ってよ」
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「『おや、これはこれは』なんて、そんな気取った挨拶、ドラマの中だけだと思ってたよ」
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