敗北者
はいぼくしゃ
名詞
標準
loser
文例 · 用例
腕力の弱い男子は、永遠に世の敗北者です。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
あったら、その人は、永遠に敗北者だ。
— 太宰治 『女生徒』 青空文庫
敗北者の看板は、やめていただく。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
他のお客は、このあわれなる敗北者の退陣を目送し、ばかな優越感でぞくぞくして来るらしく、「ああ、きょうは食った。
— 太宰治 『禁酒の心』 青空文庫
若き頃、世にも興ある驕児たりいまごろは、人喜ばす片言|隻句だも言えずさながら、老猿愛らしさ一つも無し人の気に逆らうまじと黙し居れば老いぼれの敗北者よと指さされもの言えば黙れ、これ、恥を知れよと袖をひかれる。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
今や、彼の父こそ、完全に敗北者であった。
— 中島敦 『プウルの傍で』 青空文庫
今日では何も昔のように社会の落伍者、敗北者、日蔭者と肩身を狭く謙り下らずとも、公々然として濶歩し得る。
— 内田魯庵 『二十五年間の文人の社会的地位の進歩』 青空文庫
けっきょく死んでゆくものは敗北者なのだから。
— ――ある女の日記―― 『オパール色の手紙』 青空文庫
作例 · 標準
勝負の世界は残酷で、最後には一人の勝者と大勢の敗北者に分かれる。
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彼は自分を人生の敗北者だと思い込んでいたが、友人たちはそうは思っていなかった。
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「敗北者には敗北者なりの誇りがある」と、彼は静かに語り始めた。
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