実の親
じつのおや
表現名詞
標準
biological parent
文例 · 用例
おツヤどん……年も二十くらい違いますのう……御主人と……」「さようで……あの斬られたお熊さんと十五違いぐらいで御座いましょうか……いつもお二人で仲よく当寺へお参りになりましたもので、他目には実の親娘としか見えませぬくらい仲が宜しゅう御座いましたが……南無南無南無……」「ふうむ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
あの娘の事ならば、実の親が知らぬ事までも存じておりまするが……」「ウムウム。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
出世を競り合うて呪咀い合うものと聞いた、蔵元屋の前の御寮さんが、コッソリ里子に遣ったままにして置いた芋屋の娘……正しく蔵元屋の血統を引いた、お熊さん同様の一点の疵もない卵の剥き身、生さぬ仲の芋屋の老人夫婦を真実の親と思い込んでの孝行振りまで、お熊さんと瓜二つの生き写し。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
そこで親子の情があれば真実の親子であるが、無ければ他人だ。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
実の親子の真情は、他のものには、わからぬ場合が多いものです。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
実の親子の情は、さすがに争われないものだ。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
「実の親より、当人より、ぞッこん惚れてる奴の意向に従った方が一番間違が無くって宜しい。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
辛く乗切って行く先は……実の親の死目である。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
作例 · 標準
戸籍を見て初めて、今の両親が実の親ではないことを知り、彼は大きなショックを受けた。
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実の親であっても、子供のプライバシーを侵害しすぎるのはよくないと彼は反論した。
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遠く離れて暮らす実の親に、初任給で買ったプレゼントを送って感謝の気持ちを伝えた。
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