奥の手
おくのて
表現名詞
標準
ace up one's sleeve
文例 · 用例
銀色の絞られた水平線まで彼女は片脚あげて、恋愛の条約による奥の手を英介氏にひらめかすのであった。
— 吉行エイスケ 『職業婦人気質』 青空文庫
そこで、彼はまた、翻然と、狡猾な奥の手を出した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
いくら逃げても追い駆けて来る体内の敵をまくつもりで最後の奥の手を出してま近な二つの氷盤の間隙にもぐり込もうとするが、割れ目は彼女の肥大な体躯を容れるにはあまりに狭い。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
そこでルラ蛙はもう昔習った六百|米の奥の手を出して一目散にお父さんのところへ走って行きました。
— 宮沢賢治 『蛙のゴム靴』 青空文庫
こんな時こそ三十六計の奥の手を出して一散に駆け出し、危うく吾妻川の河底へ生埋めになる急場を辛くも通り過ぎ、四人相顧みて工夫の猛悪なるに驚ろく。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
聴けば、杉田先生はお年寄役だけに、三十六計の奥の手も余り穏かならじとあって、単身踏み留まり、なんとかかんとか胡魔化して、荷物をことごとく巻上げて来たとの事だ。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
こっちへ来い」 と云ううちに、無茶先生は豚吉とヒョロ子を連れて奥の手術場に連れ込みました。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
これはどうも商売の奥の手で、この手を使わぬ奴は人気が立たず。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
secret skills
作例 · 標準
例句
標準
left hand
作例 · 標準
例句