理髪所
りはつしょ
名詞
標準
barbershop
文例 · 用例
理髪所の裏が百姓|家で、牛のうなる声が往来まで聞こえる、酒屋の隣家が納豆売の老爺の住家で、毎朝早く納豆納豆と嗄声で呼んで都のほうへ向かって出かける。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
中流より石級の方を望めば理髪所の燈火赤く四囲の闇を隈どり、そが前を少女の群れゆきつ返りつして守唄の節合わするが聞こゆ。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
そして僕は知らん顔をして、理髪所の扉をくゞつた。
— 牧野信一 『ベツコウ蜂』 青空文庫
理髪所の主は、飲酒家である僕の当来を期待してゐた飲酒家であつたが、予期に脱れてこんな僕が現れたので、常々から不平であり、多少の悪声を放つてゐるらしかつた。
— 牧野信一 『ベツコウ蜂』 青空文庫
今時、何んな裏町の理髪所を探さうとも、あんな間抜な魔術師が居るものか。
— 牧野信一 『変装綺譚』 青空文庫
理髪所の安楽椅子見たいな手術台に仰臥させられる浅猿しい彼女の姿を想像すると途方もない嫉妬感さへも伴ふ苦しみだつた。
— 牧野信一 『F村での春』 青空文庫
山に這入れば髪も刈れず、幸い、時間つぶしに筋向いの理髪所に行く。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
その中には理髪所もあればまた喰物店もあるというような訳で、女房もあれば子供もある。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
作例 · 標準
商店街の角にある古びた理髪所には、近所の常連客がいつも集まっている。
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「軍隊の理髪所では、全員が一律に五厘刈りにされるそうだ」
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昔ながらの理髪所の看板が、くるくると回っているのを見て懐かしくなった。
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